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静岡市とENEOS、製油所跡地のメガソーラーで水素を製造へ

2021/07/15 19:28
工藤宗介=技術ライター
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次世代型エネルギー供給プラットフォームの計画地
(出所:ENEOS)
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 静岡市とENEOSは、製油所跡地にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を設置して水素を製造し、地域に供給するプロジェクトで連携する。

 両者は7月14日、同市清水区袖師地区にあるENEOSの製油所跡地を中心に「次世代型エネルギー供給プラットフォーム」(次世代型エネルギー供給拠点およびネットワーク)を構築することを目的とした「静岡市清水区袖師地区を中心とした次世代型エネルギーの推進と地域づくりに係る基本合意書」を締結した。

 ENEOSは2020年7月、静岡県と次世代型エネルギーの推進と地域づくりにかかる基本合意書を締結。同県および静岡市と次次世代型エネルギー供給プラットフォームの構築に向けて協議してきた。同事業の実現にあたり計画対象地域である静岡市とのさらなる緊密な連携が重要と判断し、今回の合意書を締結した。

 清水油槽所遊休地約20haに、メガソーラーと大規模蓄電池を設置し、地域に再生可能エネルギー電力を供給する。また、再エネ電力から水電解により水素を製造し、構内で使用するモビリティに供給する。燃料電池車(FCV)やフォークリフトのほか、水素船も視野に入れる。具体的な設備規模などはこれから検討し、2024年度頃の運用開始を目指す。

 ENEOSは、2040年に自社が排出するCO2のカーボンニュートラルを掲げている。また、静岡市は、2050年温室効果ガス排出実質ゼロに向け取り組んでいる。今回の合意により、同市が目指す「まち」と「みなと」が一体となった持続可能な地域づくりの実現に向けて、地域との相乗効果を生む事業開発を推進していく。

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