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匝瑳市で営農型太陽光、有機農業と教育の場としても活用

2021/07/16 00:02
工藤宗介=技術ライター
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THE 土と太陽の発電所~Soil&Sun~
THE 土と太陽の発電所~Soil&Sun~
(出所:市民エネルギーちば)
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 一般社団法人・エシカル協会とThree Little Birds合同会社(千葉県匝瑳市)、ボーダレス・ジャパン(東京都新宿区)は、千葉県匝瑳市にソーラーシェアリング(営農型太陽光発電所)「THE 土と太陽の発電所~Soil&Sun~」を開設した。市民エネルギーちば(千葉県匝瑳市)が発電事業者となり、6月30日から発電を開始した。

 もともと耕作放棄地だった土地を、設備下部での営農継続を条件に柱部分のみ10年間の一時転用許可を取得した。農地面積は6295m2、発電設備の設置面積は1183m2。パネル出力は63.36kW、連系出力は49.9kW。年間発電量は初年度約7万9200kWhの見込み。太陽光パネルはユリカソーラー製とインリーソーラー製、パワーコンディショナー(PCS)は独SMAソーラーテクノロジー製を採用した。

 発電した電力は、10月までは東京電力パワーグリッドに固定価格買取制度(FIT)で売電する。10月以降、ボーダレス・ジャパンが運営するハチドリ電力が単独免許取得して自然電力より独立次第、ハチドリ電力へ供給する。エコロジカルな特定施設へブロックチェーン方式などのタグ付け販売を実施する予定。FITによる売電単価は27円/kWh。

 太陽光パネル下では、認定農業法人であるThree Little Birdsが有機農業を行う。当面は大豆を中心に麦などの穀物を作付けする予定で、有機認証を取得してオーガニック栽培するとともに、不耕起栽培により圃場に炭素を吸収する量を最大化していく。

 このほかにも、エシカル協会が同事業全体を教育のフィールドとして活用する。今後、フィールドツアーや施設見学、農作業の支援、全国への仕組みの提供などを行っていく。

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