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苅田町に75MWの木質バイオマス発電、北米からペレット調達

2021/07/23 21:14
工藤宗介=技術ライター
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苅田バイオマス発電所
(出所:レノバ)
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 レノバと住友林業など5社が出資する苅田バイオマスエナジー(福岡県苅田町)は、国内最大規模となる出力約75MWの木質バイオマス発電所「苅田バイオマス発電所」を福岡県苅田町に建設した。6月21日に運転を開始し、7月15日に竣工式を開催した。

 年間発電量は、一般家庭約16万8000世帯分に相当する約500GWhを見込む。発電方式には再熱方式の循環流動層(CBF)ボイラーを採用し、日鉄エンジニアリング(東京都品川区)と住友重機械工業が建設工事を受注した。

 燃料は、木質ペレットを主に北米から、パーム椰子殻(PKS)を主にインドネシアから購入する。また、九州産の国内未利用材も一部使用する予定。固定価格買取制度(FIT) による売電単価は、木質ペレットとPKSが24円/kWh、国内未利用材が32円/kWh。

 出資企業および比率は、レノバが43.07%、住友林業が41.5%、ヴェオリア・ジャパンが10%、九電みらいエナジーが5%、三原グループが0.43%。レノバが事業開発を推進し、住友林業グループが燃料供給、ヴェオリアグループがO&M(運営・保守)サービスを担当する。

 また、レノバは、7月28日にヴェオリア・ジャパンが所有する株式を譲り受け、苅田バイオマスエナジーを子会社化する予定。株式譲渡後のレノバの出資比率は53.07%。なお、ヴェオリアグループのヴェオリア・ジェネッツ(東京都港区)が引き続きO&Mを担う。

 レノバは、同規模のバイオマス発電事業を他4地域(徳島津田、石巻ひばり野、仙台蒲生、御前崎港)で推進している。苅田バイオマス発電所の運転開始に伴い、同社の運転中のメガソーラー(大規模太陽光発電所)および木質バイオマス発電所は合計約400MW、建設中を含めると合計約900MWになる。

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