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「過積載比率7倍の低圧太陽光+蓄電池」で24時間安定供給、自己託送で自家消費

2021/07/26 19:57
金子憲治=日経BP、工藤宗介=技術ライター
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大口発電所の全景
(出所:MURAOKA PARTNERS)
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中国BYD製の蓄電池
(出所:MURAOKA PARTNERS)
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 MURAOKA PARTNERS(鹿児島市)は、サンテックパワージャパン(東京都新宿区)の協力のもと、鹿児島県伊佐市に蓄電池併用型の太陽光発電所「大口発電所」を建設した。9月から送電を開始する予定。発電した電力は、電力系統を使ってMURAOKA PARTNERS本社に託送する。自己託送制度を利用した「自家消費」となる。7月20日に発表した。

 自己託送制度では、需給バランスを合わせる必要があるため、蓄電システムを併設することで、24時間、電力の供給を可能にした。太陽光発電の電力を、交流に変換せずに潮流のまま蓄電池に充電する「DCリンク」を採用した。太陽光パネルの出力は356.8kW、蓄電池の容量は合計960kWh(160kWh×6台)。連系出力は約50kW。

 太陽光パネルはサンテックパワー製、蓄電池は中国BYD製、PCSは中国ファーウェイ製を採用した。サンテックパワーがBYDと保守契約を締結し、太陽光パネルを含めたアフターサービスを提供する。O&M(運用・保守)は、MURAOKA PARTNERSが自社で行う。

 両社は、同様の蓄電池併用型太陽光発電所「坂元太陽光発電所」を開発し、2020年9月から連系を開始している。パネル出力は356.8kW、蓄電池の容量は800kWh(160kWh×5台)、連系出力は49.9kW。こちらは固定価格買取制度(FIT)により36円/kWhで九州電力に売電しており、安定的な電力供給が可能であることを実証しているという。

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