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大分市で22MWのバイオマス発電、PKSとチップで

2021/07/28 12:01
工藤宗介=技術ライター
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大分バイオマス発電所
大分バイオマス発電所
(出所:九電みらいエナジー)
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 プラント工事会社のタカフジ(大分市)、九電みらいエナジー(福岡市)など4社が出資する大分バイオマスエナジー合同会社は、大分市に出力22MWの「大分バイオマス発電所」を建設し、7月25日から営業運転を開始した。国内外の木質バイオマスを利用する。

 発電設備は三菱パワーインダストリーが受注し、衝動式外部抽気復水型蒸気タービンと単胴自立型自然循環式流動層ボイラーなど一式を納入した。EPC(設計・調達・施工)サービスは、三菱パワーインダストリー、平倉建設(大分市)、河野電気(大分市)が担当した。

 使用燃料および割合は、インドネシアおよびマレーシア産のパーム椰子殻(PKS)が55%、国産木質チップ(未利用材、一般材)が45%。PKSは、資源エネルギー庁の「事業計画策定ガイドライン(バイオマス発電)」に基づき、持続可能性に関して自主的に取り組む。

 年間発電量は一般家庭6万世帯分に相当する約1.5億kWhの見込み。発電した電力は、固定価格買取制度(FIT)に基づき九州電力に売電する。売電単価は、PKSと一般材が24円/kWh、国産未利用材が32円/kWh。

 大分バイオマスエナジー合同会社は、タカフジが35%、九電みらいエナジーが27%、大分ガスが27%、三菱HCキャピタルが10%を出資し、タカフジが代表社員を務める。建設資金は、伊予銀行、大分銀行、福岡銀行による協調融資により調達した。

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