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洋上風力の余剰電力で水素製造、石狩湾新港で検討

2021/07/28 22:07
工藤宗介=技術ライター
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水素社会構築技術開発事業/地域水素利活用技術開発/水素製造・利活用ポテンシャル調査の事業イメージ
(出所:グリーンパワーインベストメント)
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 再生可能エネルギー開発事業者であるグリーンパワーインベストメント(GPI、東京都港区)や北海道電力など6社は、洋上風力の余剰電力を使った水素製造プロジェクトを検討する。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した2021年度「水素社会構築技術開発事業/地域水素利活用技術開発/水素製造・利活用ポテンシャル調査」へ応募し、委託事業の採択を受けたと発表した。

 同事業は、GPIが建設を進める石狩湾新港洋上風力発電所の余剰電力を活用した水素製造実証の実現を目指し、事業可能性の調査および実証事業の実現に向けた事前検討を行う。同洋上風力発電所は、出力100MW規模(8MW風車×14基)で、2023年に運転を開始する予定。

 GPIは、調査全体の取りまとめ、水素製造に用いる余剰電力量の推計、周辺地域におけるモビリティ・建物などへの水素利用ポテンシャル調査、水素利用トータルシステムの実現性を調査する。北海道電力は、火力発電所における水素利活用ポテンシャル調査を行う。

 また、日鉄エンジニアリングが水素製造設備の検討と水素製造量シミュレーション、井本商運が道外との水素運送方法の検討(内航船輸送)、エア・ウォーターが道内における水素輸送方法の検討、京セラコミュニケーションがデータセンターにおける水素利用の検討をそれぞれ担当する。

 石狩市、札幌市、一般社団法人・石狩環境エネルギー産業推進会議と連携・協力していく。実施期間は2021年8月~2023年2月。

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