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日立造、独バイオガス関連企業を買収、「乾式」「湿式」揃える

2021/07/31 11:11
工藤宗介=技術ライター
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Schmack Group本社と湿式バイオガスプラント
(出所:HZI)
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Hitachi Zosen Inova(HZI)本社
(出所:HZI)
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 日立造船は7月13日、同社100%子会社で廃棄物発電プラントの設計・建設・保守などを手がけるスイスHitachi Zosen Inova(HZI)が、ドイツのバイオガス関連企業2社を買収したと発表した。

 独Viessmann Industriesystemeとの間で、同社傘下のSchmack Groupでバイオガス事業を手掛けるSchmack Biogas Service(SBS)およびmicrobEnergy(ME)の全株式を取得することを契約した。買収金額は非公表。

 HZIは、2014年にバイオガス事業に参入し、乾式メタン発酵技術「Kompogas(コンポガス)」を保有する。ドイツ、スイス、イタリア、北米などに100施設の建設実績を持ち(建設中含む)、運営やメンテナンス事業の強化にも取り組んできた。また、グループ会社のHitachi Zosen Inova BioMethanは、CO2除去などによって高純度なバイオガスに精製する技術を持ち、欧州を中心に100件以上の納入実績があるという。

 また、Schmack Groupは、ドイツを中心に湿式メタン発酵技術のバイオガス事業を展開している。SBSは、バイオガスプラントのメンテナンスを手掛けており、資本金は約3億2000万円。MEは、バイオガスプラントの研究開発を手掛け、資本金は約4200万円。

 HZIは、両社を傘下に加えることで、乾式と湿式の両バイオガス技術の研究開発から設計、建設、運営、メンテナンスまでを一貫して行うことが可能になる。バイオガス事業で100億円規模を目指す。

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