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Looopと東京理科大、太陽光発電量の計算モデルなど共同研究

2021/07/31 11:57
工藤宗介=技術ライター
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東京理科大学・工学部電気工学科の植田研究室のホームページ
(出所:東京理科大学・工学部電気工学科の植田研究室)
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 Looop(東京都台東区)は7月27日、東京理科大学と太陽光発電システムの計算モデルの構築に関する共同研究を開始したと発表した。同研究で得られたノウハウをもとに、太陽光のエネルギー管理システムやデータ連動型O&M(運用・保守)などの次世代サービスの開発を目指す。

 東京理科大学・工学部電気工学科の植田研究室と連携する。Looopが提供する発電データなどを活用し、太陽光発電システムの分析、予測精度の向上を目指す。発電量評価・予測モデルの構築や、発電システムの不具合・故障検知モデルの構築、蓄電池制御による発電計画・運用モデルを構築する。

 太陽光発電の売電単価は年々低下傾向にあり、固定価格買取制度(FIT)終了後のポストFITの時代では、需給バランスの改善に寄与する精緻な発電量予測や蓄電池の制御技術などが求められているという。

 具体的には、発電量予測に基づいた蓄電池の制御システム、計画値同時同量を満たすようなサービス、インバランス回避のために蓄電池を活用するなど、ポストFITを見据えた太陽光発電所の運用に役立つサービスなどを開発していく。研究期間は7月1日~2022年6月30日。

 植田譲教授は、今回の共同研究の意義に関し、「脱炭素社会の実現に向け、太陽光発電の導入は今後ますます増えていく。様々な条件下でも安定して発電できる技術はもちろん、発電電力を無駄なく使うための蓄電技術やメンテナンス技術の向上も必須となる」とのコメントを公表した。

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