空港の再エネ拠点化に向け、21の「重点空港」選定

2021/08/02 19:59
工藤宗介=技術ライター
カーボンニュートラル実現に向けた21の「重点調査空港」を選定
カーボンニュートラル実現に向けた21の「重点調査空港」を選定
(出所:国土交通省)
クリックすると拡大した画像が開きます

 国土交通省は7月28日、空港のカーボンニュートラル実現に向け、先進的に再生可能エネルギーなどに取り組む21空港を発表した。

 同省は、全国の空港を対象にCO2排出削減に向けて具体的な検討を進める「重点調査空港」の公募を実施し、14者21空港を選定した。今後、各空港の特性に応じた対策の検証や事業スキーム構築などについてケーススタディを実施する。

 同公募は、全国の空港管理者、空港運営権者、エコエアポート協議会を対象に、CO2排出削減の内容、削減効果、実施体制、事業スキーム、事業実現性、経済合理性などについて検証するもの。公募期間は6月4日~28日。

 選定された空港は、会社管理空港が4空港、国管理空港が10空港、特定地方管理空港が2空港、地方管理空港が5空港。ケーススタディの内容は、各空港の応募内容のうち評価の高かったテーマを絞り込み、各空港と調査内容などを調整して決定する。

 取組テーマで「太陽光発電の導入」の評価が高かった空港は、成田国際空港(応募者:成田国際空港)、関西国際空港(関西エアポート)、中部国際空港(中部国際空港)、新千歳空港・稚内空港・釧路空港・函館空港・旭川空港・帯広空港・女満別空港(北海道エアポート)、広島空港(広島国際空港)、高松空港(高松空港)、静岡空港(富士山静岡空港)、神戸空港(関西エアポート神戸)、南紀白浜空港(南紀白浜エアポート)、松山空港(松山空港)、長崎空港(長崎空港)、与那国空港(沖縄県)の18空港

 例えば、長崎空港や南紀白浜空港では、空港敷地内にメガクラスの太陽光が稼働している(関連記事:長崎で地元企業が試行錯誤、30MW空港メガソーラーの4年)(関連記事:25度の急斜面に建設した「空港メガソーラー」)。

 また、「太陽光以外の再エネ導入」の評価が高かったのは、成田国際空港、新千歳空港・稚内空港・釧路空港・函館空港・旭川空港・帯広空港・女満別空港の8空港。「水素の利活用」の評価が高かったのは、関西国際空港、中部国際空港、神戸空港、東京国際空港(東京国際空港エコエアポート協議会)の4空港。