太陽光発電所を「オンライン診断」、三井化学がサイト開設

2021/08/05 13:47
工藤宗介=技術ライター
オンライン診断の仕組み
オンライン診断の仕組み
(出所:三井化学)
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診断報告書のサンプル
診断報告書のサンプル
(出所:三井化学)
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 三井化学は8月2日、出力10kW〜2MW程度の中小規模太陽光発電事業者を主な対象に、適切な発電量を予測するオンライン診断専用Webサイトを開設した。顧客自身が情報を入力することで、最短3分で診断書を発行できる。4月から先行サービスを開始し、すでに100件を診断している。

 三井化学グループは、三井化学東セロが30年以上製造・販売する太陽光パネル用封止材の劣化予測技術、2014年から愛知県田原市の「田原ソーラー・ウインド発電所」を開発・運営してきた経験、市原工場茂原分工場や袖ケ浦センターでの試験用発電所でのデータ蓄積といった、太陽光発電に関するさまざまな知見やノウハウを持つ。

 今回のオンライン診断サービスでは、これまで発電収支の予測手段のなかった中小規模の太陽光発電所向けに、同社のノウハウと正確な気象データをもとに、AIを活用して確度の高い診断を提供する。利用には事前登録が必要で、専用のExcelファイルを用いて発電所の情報を入力してアップロードする。

 入力項目は、緯度、経度、標高、運転開始時期、運転期間、太陽光パネル容量、パワーコンディショナー(PCS)容量、力率、パネル傾斜角、設置方位、パネルメーカー、PCSメーカーなど。診断書には、実績発電量解析結果や推定逸失売電量のほか、顧客の登録情報、運転開始から20年間・25年間・30年間の月別・年別の期待発電量、期待発電量算出に用いた電力損失が記載される。