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カナダの潮流発電事業に出資、中部電力と川崎汽船

2021/08/06 11:54
工藤宗介=技術ライター
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水中タービン発電設備のイメージ
(出所:Andritz)
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水中タービン発電設備のイメージ
(出所:Andritz)
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イシュカ・タパ潮流発電事業の所在地
(出所:中部電力)
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 中部電力と川崎汽船は8月4日、カナダ・ノバスコシア州におけるイシュカ・タパ潮流発電事業について、アイルランドの再生可能エネルギー開発企業であるDP Energyと共同開発契約を締結したと発表した。

 同事業は、カナダ・ノバスコシア州のファンディ湾に着床型の水中タービン発電設備を設置するもの。ファンディ湾は、干満差が最大約16mに達し、干満差世界一の地点のひとつとされる。

 水中タービン発電設備はオーストリアAndritz製を採用し、出力は1.5MW×3基、年間発電量は一般家庭約5400世帯分に相当する約1700万kWhの見込み。2023年に1基目を、2026年に2基目および3基目を稼働する予定。

 現在、カナダ水産海洋省の承認取得に向けて詳細検討中。地元電力会社のNova Scotia Powerと15年間の電力販売契約(530カナダドル/MWh)を締結する予定であるとともに、カナダ天然資源省から補助金として約3000万カナダドルを受領する予定。

 日本企業が海外で初めて参画する潮流発電事業となる。なお、今回の契約は同事業の開発に対する費用の拠出に限定したもので、1基目の建設に伴う同事業への出資参画については、引き続き検討を進めていく。

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