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鈴与商事、バイオディーゼル燃料を導入、静岡県で初

2021/08/17 18:51
工藤宗介=技術ライター
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ユーグレナのバイオディーゼル燃料を導入する鈴与商事の宅配水配送車両
(出所:鈴与商事、ユーグレナ)
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 鈴与商事(静岡市)は、7月から自社の宅配水配送車両7台にユーグレナのバイオディーゼル燃料「サステオ」を静岡県で初めて導入した。7月30日に発表した。

 従来のバイオ燃料は、化石由来の軽油と5%以下の混合燃料での使用が前提であることに加え、トウモロコシやサトウキビ、パームといった作物を主な原料とするため、食料との競合や森林破壊といった問題が指摘されている。

 サステオは、使用済み食用油と微細藻類ユーグレナ(ミドリムシ)などを主原料としたバイオ燃料で、食料との競合や森林破壊のリスクが小さい。また、分子構造が軽油と全く同じ(JIS企画・品確法上とも軽油に該当)ため、既存車両のエンジンに使用できる。今回提供する燃料は、軽油との混合比は10%になる。

 鈴与商事は、静岡県内初の分散型メガソーラーの稼働や、静岡市と電力供給の一括受託とVPP(仮想発電所)を組み合わせた「静岡市エネルギーの地産地消事業」の推進など、全国自治体や企業と連携して、エネルギーの地域循環に資する事業に取り組んでいる。

 今回、ユーグレナの「日本をバイオ燃料先進国にする」ことを目指す「GREEN OIL JAPAN」宣言に賛同し、サステオの導入を決定した。両社は今後、将来的な自治体や民間企業への展開も視野に、鈴与グループ各社への導入拡大を検討していく。

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