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蓄電池を住宅で定額利用、太陽光・深夜電力を最適充電

2021/08/18 19:20
工藤宗介=技術ライター
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Smart Star LとSmart Star 3
(出所:伊藤忠商事と東京センチュリーの共同リリース)
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IBeeTを活用した将来のビジネス展開イメージ
(出所:伊藤忠商事と東京センチュリーの共同リリース)
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 伊藤忠商事と東京センチュリーは8月12日、分散型電源および関連機器のサブスクリプションサービス(定額利用サービス)の提供を目的とした合弁会社「IBeeT(アイビート)」(東京都千代田区)を設立したと発表した。

 第1弾として、伊藤忠商事が販売する家庭用蓄電池「Smart Star」のサブスクリプションサービス「Beeフラット」を9月から提供する。

 Smart Starは、伊藤忠商事とNFブロッサムテクノロジーズ(横浜市)が共同で開発し販売する家庭用蓄電システム。全負荷型蓄電池として、停電時にも電気を利用できる利便性に加えて、各家庭の電力需要パターンをAI(人工知能)で学習し、太陽光発電や深夜料金の電力を活用した充放電の最適化が可能。2021年6月末時点で累計4.5万台(約450MWh)超の販売実績がある。

 Beeフラットでは、「Smart Star L」(出力200V・3kVA、容量9.8kWh)および「Smart Star 3」(出力200V・5.5kVA、容量13.16kWh)を、初期費用なし、および月額定額で各家庭にリース提供する。契約期間中の定期メンテナンスのほか、10年の製品保証を5年延長、AIソフトウエア「GridShare」による充放電サービスなどをパッケージで提供する。契約期間満了後は、蓄電池を無償譲渡する。

 IBeeTは、両社が50%ずつ出資して4月に設立した。将来的にはEV(電動車両)のリユース(中古)電池を活用した中・大型蓄電システム「Bluestorage」や、業務用蓄電池、太陽光パネル、EV本体および関連機器などのサブスクリプションサービスの提供も視野に入れる。同サービスを通じて保有する分散型電源の余剰電力を、GridShareを用いて相互融通するなど効率的な分散型電源プラットフォームを構築する。2025年度に200億円の売り上げを目指す。

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