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使用済みパネルの情報を一元管理、4社が実証で構築

2021/08/20 13:43
工藤宗介=技術ライター
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実証事業の概要
(出所:丸紅)
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 丸紅など4社は、使用済み太陽光パネルのリユース(再使用)、リサイクル(材料の再利用)に関する実証事業を開始する。環境省が公募した「令和3年度資源循環に関する情報プラットフォーム実証事業」に採択された。6月25日に発表した。

 使用済み太陽光パネルの効率的な改修、適切なリユース・リサイクルを目的とした情報管理プラットフォームを構築する。使用済み太陽光パネルの排出時からリユース・リサイクルまでの取扱履歴・検査情報・リユース可否判断などの情報を備える機能を持ち、ブロックチェーン技術を活用したトレーサビリティや情報の非改ざん性についても検証する。

 同プラットフォームにより、使用済み太陽光パネルの情報を適正に管理できるようになり、リユース取引の活性化やリサイクルの促進、原材料の循環利用、産業廃棄物の埋立処分量の削減につながる。また、リユースパネルが使われることによりパネル製造時に排出されるCO2の削減も期待される。

 参加企業は、丸紅、イー・アンド・イー ソリューションズ(東京都千代田区)、ネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ヶ根市)、三菱総合研究所。実証期間は3年間の予定。

 日本国内では、2012年の固定価格買取制度(FIT)以降、太陽光発電設備の導入が急拡大した。今後、使用済み太陽光パネルの排出量が加速的に増加することが見込まれる。製品寿命を20年とすると、2030年代中頃にはピークとなり、東京ドーム約1700個分の広さに相当する年間約80万t程度が排出される見込み。

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