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水素ステーション内の太陽光で水素製造、ENEOSが商用初

2021/08/26 17:16
工藤宗介=技術ライター
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横浜旭水素ステーション
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太陽光パネル
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水電解装置
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横浜旭水素ステーションの構成
(出所:ENEOS)
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 ENEOSは8月24日、横浜市にある「横浜旭水素ステーション」において、太陽光パネルと水電解装置を設置し、敷地内で製造される「CO2フリー水素」の販売を開始したと発表した。水素ステーション内でCO2フリー水素を製造・販売するのは、商用目的としては国内初の取り組みという。

 同ステーションでは、これまで同社水素製造出荷センターで製造された「オフサイト水素」を販売していた。今後は、ステーション内の太陽光パネルで発電した電力と同社グループから調達した再エネ電力を用いて製造したオンサイトのCO2フリー水素を併用する。

 太陽光パネルの出力は3.8kW。水電解装置は神鋼環境ソリューション製で、水素製造能力は30Nm3/h。また、2021年度中には、水電解装置の運転を再エネ発電量や水素需要の状況に応じて最適制御する水素EMS(エネルギー管理システム)を導入する予定。

 将来的には、水素EMSと、さまざまなエネルギーリソースを遠隔制御するVPP(仮想発電所)を連携させる。電力需要に応じて、水素製造で使用する電力量を抑制、または電力の使用タイミングをずらすことで、安価な電気で水素を製造することを目指す。

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