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「太陽光発電舗装」を国内で製品化、東亜道路が仏社と

2021/08/26 18:31
工藤宗介=技術ライター
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東亜道路工業本社ビルのエントランスに設置したWattway
(出所:東亜道路工業)
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蓄電池および非常用電源
(出所:東亜道路工業)
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夜間のLED照明
(出所:東亜道路工業)
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 東亜道路工業は8月20日、仏Colasおよび日本法人コラス・ジャパン(東京都千代田区)と、Colasが開発する太陽光発電舗装システム「Wattway」の日本での普及に向けて技術協力すると発表した。高温多湿の日本の環境に適応した材料開発を進めていく。

 Wattwayは、Colasとフランス国立太陽エネルギー技術研究所(CEA-INES)が共同開発した太陽光発電舗装システム。大型車の走行荷重にも耐えられ、厳しい気象条件下でも太陽光発電の性能を持続できる。

 太陽光パネルは面積0.86m2、厚さ6mm、重さ5.5kgと軽量のため持ち運びが容易で、道路の舗装面にそのまま貼り付けることが可能。パネル表面には滑り止めが施され、車道と歩道の両方に適用できる。1枚あたりの最大出力は125W。

 技術協力に伴い、7月21日に東亜道路工業本社ビルのエントランスにWattwayを試験的に設置した。設置数は3枚、出力は375W。発電した電力は、リチウムイオン蓄電池(容量90Ah・1kWh)に貯めて、夜間にLEDライトを点灯する。また、非常時に携帯電話への充電などにも利用できる。

 東亜道路工業は今後、コラス・ジャパンと実証実験を重ね、2023年の製品化を目指す。「夜間に横断歩道の白線や停止線を発光させる」「災害時に電子機器の非常用電源として使用する」「電動サイクルや電動キックボードなどのスローモビリティ機器への充電施設に活用する」など、多様な活用方法を検討しているという(関連記事:「太陽光舗装」で自立型の蓄電池交換ステーション開発)。

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