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ヒューリック、CPPAでの太陽光開発が堅調、「ネットゼロ」前倒し

2021/08/27 18:57
工藤宗介=技術ライター
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2030年CO2排出量ネットゼロに向けたロードマップ
(出所:ヒューリック)
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CO2排出量ネットゼロに向けた計画
(出所:ヒューリック)
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 ヒューリックは8月24日、2025年の「RE100」達成および2050年の「全保有建物のCO2排出量ネットゼロ」達成の計画を前倒すると発表した。RE100は2024年、全保有建物のCO2排出量ネットゼロは2030年に達成を目指す。

 同計画は、再エネ施設を新規開発し100%自社保有電源とすることでCO2排出量ネットゼロ達成を目指すもの。2020年から固定価格買取制度(FIT)に頼らない非FIT太陽光発電設備および小水力発電設備の開発を推進している。同社100%子会社のヒューリックプロパティソリューション(東京都中央区)が小売電気事業者となり、自社グループ完結型のコーポレートPPA(CPPA=需要家企業による電力購入契約)モデルを構築する。

 現時点で非FIT太陽光発電設備は7カ所7.8MW、小水力発電設備は1カ所199kWが稼働しており、2021年末までに合計18カ所20MW弱の非FIT太陽光発電所の稼働を見込むなど、前倒しで進捗している。また、協力会社であるアドバンス(東京都千代田区)に対して、新規開発の太陽光発電設備の長期・定量での購入を約定することで開発能力・スピードの増強を促し、開発能力を年間約30MWから年間40~50MWまで強化させた。

 これまでの進捗を踏まえて達成年限を再検討した結果、RE100達成を2025年から2024年に、CO2排出量ネットゼロ達成を2050年から2030年に前倒しすることを決めた。アドバンスとは、2030年CO2排出量ネットゼロ達成に関して基本協定を締結し、さらに再エネ設備メンテナンス会社を共同で設立するなど、業務提携により今後の再エネ電源の開発における関係性を強化していく。

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