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再エネファンド創設へ、400~500MW規模、三菱UFJ銀行など
2021/09/02 20:14
三菱UFJ銀行など9社は9月1日、再生可能エネルギーに投資するファンドの創設に向けた事業運営会社「Zエナジー株式会社」(東京都千代田区)を設立したと発表した。
同ファンドでは、日本の2050年カーボンニュートラル実現に向けて、再エネ電力を「つくる」発電事業に投資する。その上で、Zエナジーの株主が自社や関係先で再エネ電力を「つかう」までを一気通貫で実施することで、再エネ拡大の課題解決を目指す。
年内には1号ファンドを立ち上げる。1号ファンドの規模は300億円程度、銀行融資を含めると2000億円程度になる見込み。発電規模としては400~500MW程度を想定する。今後は投資対象アセットを順次拡大し、最終的にはファンドを3000億円規模まで拡大していく計画。
設立時資本金は2億円(資本準備金含む)。代表取締役社長には、スペインの太陽光開発会社X-Elioの日本法人エクセリオ・ジャパンの元社長、安岡克己氏が就任した。
株主は、ファンド全体の統括を牽引する役割を担うコアパートナー企業として、三菱UFJ銀行、NTTアノードエナジー、大阪ガス。パートナー企業が、常陽銀行、東京海上日動火災保険、百五銀行、三菱重工業、三菱総合研究所、ゆうちょ銀行となる。