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公立小中校の太陽光設置、全体の34%に、7割が20kW未満

2021/09/07 12:14
工藤宗介=技術ライター
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公立小中学校の再エネ設備設置数の推移
(出所:文部科学省)
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 文部科学省は8月31日、全国の公立学校における再生可能エネルギーの設置状況に関する調査結果を発表した。それによると、5月1日現在の公立小中学校における太陽光発電設備の設置率は34.1%で、前回調査(2018年度)の31.0%から3.1ポイント増加した。

 2021年度の公立小中学校における再生可能エネルギー設備の設置数は、合計1万629校。内訳は、太陽光発電設備は9706校(2018年度9022校)、風力発電設備が406校(同587校)、太陽熱利用設備が146校(同155校)となり、太陽光が増加した一方で、風力や太陽熱は減少した。

 また、屋上設置など比較的大容量で校内系統に接続している太陽光発電設備を導入している公立小中学校は8818校。内訳は、0~10kWが4086校、10~20kWが2639校、20~30kWが707校、30~40kWが329校、40~50kWが459校、50~100kWが524校、100kW以上が65校となり、20kW未満が全体の4分の3以上を占めた。

 文科省によると、政府が掲げるカーボンニュートラル実現に向けて、学校施設でも屋根・外壁の高断熱化や高効率照明などの省エネ、太陽光発電などの導入によって年間エネルギー収支ゼロを目指すZEBの推進が重要であり、公立小中学校のZEBには太陽光発電設備50~100kWを設置することが有効と考えているという。

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