横浜冷凍は8月30日、同社が横浜市で運営する冷蔵倉庫および研修施設「横浜みらいサテライト・横浜みらいHRD」で使用する電力を、8月26日から100%再生可能エネルギー電力に切り替えたと発表した。
2020年に竣工した同社の拠点施設で、2階建て・延床面積4796.041m2の冷蔵倉庫「横浜みらいサテライト」、3階建て・延床面積1128.62m2の研修施設「横浜みらいHRD」から構成される。また、横浜みらいサテライトの屋上には、出力159.6kWの自家消費型太陽光発電設備を備える。
今回、太陽光発電で不足する電力について、非化石証書を用いた100%再エネ電力メニューをエナリス(東京都千代田区)から導入した。冷蔵倉庫には大量の電力が必要であり、今回の100%再エネ電力導入は、同社の全冷蔵倉庫を100%再エネ(RE100)で運用する目標も視野に入れた実証的な位置付けになるという。
同社は、2020年11月に「ヨコレイサステナビリティビジョン2030」を策定し、2030年の温室効果ガス排出量40%削減(収容能力あたり、2015年比)を掲げている。これまでに国内17カ所、海外2カ所の物流センターで太陽光発電設備を導入。合計出力は約6.5MW、年間発電量は1063世帯分に相当する346万kWh、年間CO2削減量は1810tになる。