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太陽熱で木質チップを乾燥、日比谷アメニスが北海道で

2021/09/10 15:58
工藤宗介=技術ライター
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木質チップ太陽熱乾燥設備
(出所:日比谷アメニス)
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木質チップ太陽熱乾燥設備
(出所:日比谷アメニス)
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 日比谷アメニス(東京都港区)は9月7日、北海道幌延町の使用済み紙おむつ燃料化施設内に、太陽熱を利用して木質チップを乾燥させる設備を建設したと発表した。同社の木質チップ太陽熱乾燥設備は、東京都、広島県に続く国内3事例目になる。

 紙おむつ燃料化施設の「西天北サーマルリサイクルファクトリー」は、これまで地域で廃棄、埋め立て処分されていた使用済み紙おむつと剪定枝などの木質バイオマスからペレット状の混合燃料を製造する施設。製造された燃料は、地域の老人ホームの給湯熱源に使用する。西天北五町衛生施設組合が発注し、極東開発工業が建設して2021年3月に竣工した。

 木質チップ太陽熱乾燥設備は、施設内に集積された剪定枝由来の木質チップを乾燥させる設備として採用された。屋根面に設置された専用のパネルを用いて太陽熱を集め、送風ファンを用いて木質チップに吹き付けることでチップを乾燥させる。集熱面積は108m2、最大出力は77.8kW、チップ装填量は92m3。

 送風ファンの制御には温度差を指標に用い、集熱部の温度が外気温に対して一定以上の差になるとファンが稼働し、一定以下になると停止する。また、同地域は豪雪地帯のため、除雪対策として通常より傾斜させた屋根を採用した。稼働期間は4月~11月。

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