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福島市のゴルフ場跡地にメガソーラー計画、出力44MW

2021/09/12 11:06
工藤宗介=技術ライター
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(出所:ノザワワールド)
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 ゴルフ場運営や太陽光発電事業などを手掛けるノザワワールド(茨城県ひたちなか市)は、福島市のゴルフ場跡地に出力44MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を計画している。8月31日、環境影響評価準備書を経済産業大臣に提出した。

 「NW福島CC太陽光発電所設置事業(仮称)」は、福島市松川町のゴルフ場跡地60万3017m2(公簿地積)に、太陽光パネルの出力44MW、連系出力35MWの太陽光発電所を建設する。自然環境や周辺環境への配慮を最優先し、ゴルフコースを現状のまま使用することを基本に、造成工事は行わず周辺部残置森林帯は可能な限りそのまま残す計画。

 出力600W/枚の単結晶シリコン型の太陽光パネルを7万3000枚設置。反射防止膜コーティング技術を採用し、変換効率を向上させる。また、三相125kW出力抑制機能付きパワーコンディショナー(PCS)を280台、22kVA/400V(1000kVA)の昇圧変圧器(副変圧器)を35台、154kVA/22kVA(35MVA)の送変電設備(主変圧器)1台を設置し、東北電力の送電線へ接続する。

 対象実施区域は、施設用地が63.6%、調整池などが1.8%、管理用道路などが4.2%、残置森林が24.8%、緑地が5.7%。地域住民および福島県、福島市との協議を通じて、発電所との間の林帯を動植物の生育・生息の場や移動の場として維持することや騒音対策・濁水対策など環境保全措置の一環として方法記載書の計画より残置森林を広く残すこととし、伐採面積を13.3haから7.4haへ減少させた。

 日射量確保のための伐採はゴルフコース間にある植栽帯にとどめ、伐根せず土地の形質変更を伴わない作業とする。太陽光パネル面下は、現地の植生にあった種子を選択し、追加播種しながら旧ゴルフ場時代の生育環境に戻すよう配慮する。パネルを配置しない伐採箇所は、林床の植生を生かした低木林とすることで、動植物の育成・生育環境の多様性向上に努めるとした。工事期間は、現段階では2022年8月の着工、2025年3月の運転開始を予定している。

 

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