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AGCの「太陽光発電ガラス」、シンガポール工科大学に採用

2021/09/13 18:14
工藤宗介=技術ライター
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シンガポール工科大学ブンゴル新キャンパス
(出所:AGC)
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屋内イメージ
(出所:AGC)
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 AGCは9月9日、同社の「太陽光発電ガラス」が2024年にオープン予定のシンガポール工科大学のブンゴル新キャンパスに採用されたと発表した。同キャンパスのフードコート天窓部分に設置される。

 同キャンパスは、SLE(Super Low Energy)認証の取得を目指し、再生可能エネルギーの有効活用を可能にする「マルチエネルギー・マイクログリッド」を東南アジアで初めて設置する予定。太陽光発電ガラスは、このエネルギー源のひとつとして採用された。

 SLE認証とは、省エネと再エネで温室効果ガスを40%以上を削減した建物に与えられるもので、シンガポール建設局が管轄している。

 同キャンパスにおける太陽光発電ガラスの採用面積は約400m2、定格出力は57.7kW相当。可視光透過率は17%。太陽光発電ガラスの特徴に加えて、現地法人のAGCアジアパシフィックが基本設計から材料供給、施工までのサービスをワンストップで提供している点が評価されたという。

 同社の太陽光発電ガラスは、BIPV(建材一体型太陽電池)の一種で、合わせガラスの間に太陽光発電セル(発電素子)を封入した。ガラスの特徴を生かした開放感と遮熱性能を兼ね備え、自由なセル配置により意匠性の高いデザインが可能という。日本では「サンジュール」のブランド名で2000年から販売しており、国内250件超の施工実績がある。

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