住林クレスト、鹿島工場を再エネ100%、屋根上太陽光と証書で

2021/09/13 21:30
工藤宗介=技術ライター
鹿島工場における再エネ100%のスキーム
鹿島工場における再エネ100%のスキーム
(出所:鹿島林業クレスト)
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鹿島工場の新工場棟
鹿島工場の新工場棟
(出所:鹿島林業クレスト)
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 住友林業の100%子会社で、建具や造作材など住宅用各種部材を製造販売する住友林業クレスト(名古屋市)は9月7日、茨城県鹿嶋市にある鹿島工場にオンサイトPPA(電力購入契約)モデルによる太陽光発電サービスとカーボンフリー電力を導入し、使用電力の再生可能エネルギー100%を実現したと発表した。

 三井住友ファイナンス&リース(SMFL)グループのSMFLみらいパートナーズ(東京都千代田区)が提供するスキームを活用した。住友林業クレストが2020年5月に新設した鹿島工場の工場棟屋根上に、SMFLみらいパートナーズが2020年9月に太陽光パネルを設置した。

 太陽光パネルの出力は623kW、パワーコンディショナー(PCS)の出力は400kW。年間発電量は、一般家庭約120世帯分に相当する約55万kWhを見込み、同工場全体の年間電気使用量の約20%を賄う。住友林業クレストは、電力使用料をSMFLみらいパートナーズに支払い、SMFLみらいパートナーズは太陽光発電設備の維持管理を担う。

 また、住友林業クレストは、SMFLみらいパートナーズの仲介により、エナリス(東京都千代田区)が提供するカーボンフリー電力を購入する。固定価格買取制度(FIT)トラッキング付き非化石証書を付与した再エネ電力で、RE100に適合する。両取り組みにより鹿島工場を再エネ100%とし、年間約1288tのCO2を削減する。

 同社によると、工場使用電力のカーボンニュートラルを達成した最初のケースとなるという。住友林業グループはRE100に加盟し、2040年までに事業活動で使用する電力の再エネ100%を目指している。工場が使用する電力はグループ全体の約66%を占めることから、工場への再エネ導入は不可欠としている。