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東京海上、太陽光M&Aのリスク評価と補償、ワンストップで

2021/09/15 11:35
工藤宗介=技術ライター
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太陽光M&Aパッケージプランの概要
(出所:東京海上日動火災保険、東京海上ディーアール)
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 東京海上日動火災保険と東京海上ディーアール(TdR、東京都千代田区)は9月9日、「太陽光M&Aパッケージプラン」を製品化したと発表した。太陽光発電事業の買収取引(M&A)において、買収対象となる発電所の各種リスク評価から「表明保証違反リスク」への補償をワンストップで提供する。

 太陽光発電市場は、固定価格買取制度(FIT)スタートから10年近くが経過し、売電単価は下落傾向にある。そのなかで収益性の高い「稼働中の太陽光発電所」が注目され、太陽光発電所のセカンダリー市場(中古市場)の拡大が今後見込まれている。

 東京海上日動は、2月に再生可能エネルギーなどのグリーン分野に関連する商品やリスクコンサルティングサービスを推進する新組織「グリーン・トランスフォーメーション(GX)タスクフォース」を立ち上げた。同タスクフォースの取り組みの一環として、セカンダリー市場で売主・買主が安心して買収取引を実行できる環境を提供する。

 TdRは、M&A実行前の買収対象発電所に対して、自然災害リスクの調査や地震被害による最大損害額評価などの各種リスクを評価。東京海上日動は、表明保証保険(国内M&A保険)によって、M&A実行後のリスクである「売主の表明保証違反(許認可に関する表明保証違反など)に起因して買主が負担する経済的損害」を補償する。

 主に買収価格10億円超の取引を想定しており、その場合の支払限度額の目安は約15億円。このパッケージプランの販売価格は約1000万円程度の見込み。

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