白鶴酒造(神戸市)は、同社最大規模の酒蔵「本店三号工場」の屋上部分に太陽光発電設備を設置し、9月27日から発電を開始する。9月17日に発表した。
同工場は、1年を通じて酒造りを行う四季醸造工場で、同社の約4割の酒を生産している。今回、4階および5階の屋上部分約1300m2に太陽光パネルを381枚設置した。
太陽光パネルの合計出力は143.25kW、パワーコンディショナー(PCS)の定格出力は99kW。年間発電量は、一般家庭約30世帯分に相当する13万2900kWhを見込む。発電した電力は全量自家消費する。
太陽光パネルは中国トリナ・ソーラー製、PCSは中国サングロウ製を採用した。大阪ガスファイナンスによるリース物件となり、メンテナンスはダイセンが担当する。
同社は、SDGsの取り組みの一環として、2012年に竣工したボトリング工場「灘魚崎工場」に高効率な設備を導入。2015年には屋上に1176枚の太陽光パネルを設置し、年間約31万5000kWhを発電している。