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ゴルフ場で国内初のカーボンニュートラル、太陽光とバイオマスで

2021/10/06 21:05
工藤宗介=技術ライター
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琵琶湖カントリー倶楽部クラブハウス屋根上の太陽光発電設備
琵琶湖カントリー倶楽部クラブハウス屋根上の太陽光発電設備
(出所:ヤンマーホールディングス)
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エネルギーソリューションによるCO2削減の仕組み
エネルギーソリューションによるCO2削減の仕組み
(出所:ヤンマーホールディングス)
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エネルギーサービス契約の流れ
エネルギーサービス契約の流れ
(出所:ヤンマーホールディングス)
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 ヤンマーホールディングスは10月1日、グループ会社のヤンマーエネルギーシステム(YES、大阪市)が滋賀県栗東市に位置するゴルフ場「琵琶湖カントリー倶楽部」に再生可能エネルギー設備を設置し、電気を供給すると発表した。2021年度内にゴルフ場として日本初となるCO2排出量実質ゼロのカーボンニュートラルを実現する予定。

 YESが再エネ設備を設置・維持管理するサービス「YANMAR ENERGY FARM」により、ゴルフコース外れの空きスペースおよびクラブハウス屋根上に太陽光パネルを設置し、発電した電力をクラブハウス内に供給する。

 太陽光パネルの出力は332.3kW(野立て316.7kW、屋根上15.6kW)、連系出力は310kW(野立て300kW、屋根上10kW)。パネルは京セラ製、パワーコンディショナー(PCS)は中国ファーウェイ製、新電元工業製を採用した。

 このほかにも、木質チップを燃料に熱供給するバイオマスボイラー(出力230kW、伊ダレスサンドロ製)、LPGを使用するコージェネレーション(熱電供給)システム(出力25kW、ヤンマー製)、蓄電池システム(出力30kW、容量50kWh、ダイヘン製)を設置する。

 館内の熱電エネルギーは、すべてエネルギー管理システム「Y-EMS」で最適制御し、光熱費やCO2削減に貢献する。これらの再エネ設備により、ゴルフ場内で排出されるCO2を年間295t削減する。

 また、YESは大阪ガス(代理店はDaigasエナジー)と契約し、固定価格買取制度(FIT)を利用しない非FIT電源を中心とした再エネ100%のグリーン電力「D-Green Premium」を調達。芝刈り機の燃料やガスボイラーなどで発生したCO2は、J-クレジットの購入によって相殺する。グリーン電力調達で年間323t、J-クレジット購入で年間184tのCO2を削減する。

 これらの取り組みにより、クラブハウスや売店などが排出する年間695t、管理機などが排出する年間107tのCO2を削減し、カーボンニュートラルを実現する。YESが一括してエネルギーサービス契約することで、再エネ設備とサービスをワンパッケージで提供する。

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