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NTT、太陽光・風力に大規模投資、3000億円のグリーンボンド発行へ

企業発行のグリーンボンドとして世界最大規模

2021/10/07 21:34
工藤宗介=技術ライター
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NTTグループの温室効果ガス排出量の削減イメージ
NTTグループの温室効果ガス排出量の削減イメージ
(出所:NTTグループ)
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 NTTファイナンス(東京都港区)は10月5日、国内の太陽光・風力発電プロジェクトなどを対象としたグリーンボンド(無担保普通社債)を発行すると発表した。発行総額は3000億円程度の予定で、企業が発行するグリーンボンドとしては世界最大規模になるという。

 NTTグループは、日本全体の発電量の約1%程度(2015年度)を用いて事業活動を行っており、温暖化問題を重要な社会課題のひとつに位置付けている。9月28日に新たな環境エネルギービジョン「NTT Green Innovation toward 2040」を策定し、2030年度までに温室効果ガス排出量の80%削減、2040年度までにカーボンニュートラル実現を目指している。今回発表したグリーンボンドは、同ビジョンの実現に向けたもの。

 対象となるグリーンプロジェクトは、太陽光・風力プロジェクトのほか、「IOWN」と呼ぶ、光を中心とした革新的技術を活用した高速大容量・低消費電力・低遅延のネットワーク・情報処理基盤の実現に向けた研究開発、FITTH(家庭までの光ファイバー網)の関連投資、5G関連投資となる。

 主幹事証券会社は、野村證券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SMBC日興証券、大和証券。グリーンボンド・ストラクチャリング・エージェントは、野村證券が務める。発行年限は3年、5年、10年。発行時期は10月の予定。

 クリーンボンド発行にあたり、国際資本市場協会(ICMA)のグリーンボンドガイドラインに定められた4つの要素に関する方針を記載した「NTTグループグループグリーンボンドフレームワーク」を改定した。適合性評価では、第三者機関のサステイナリティクス(Sustainalytics)から、ICMA「グリーンボンド原則2021」、環境省「グリーンボンドガイドライン2020年版」に適合するとのセカンドパーティ・オピニオンを取得した。

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