ニュース

Jパワー、豪州企業と「グリーンアンモニア」事業を共同検討

2021/10/08 22:31
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
事業用用地の場所
事業用用地の場所
(出所:Jpower)
クリックすると拡大した画像が開きます

 電源開発(Jパワー)は、オーストラリアの総合エネルギー企業であるオリジン エナジー(Origin Energy)と、再生可能エネルギー由来の水素で製造したアンモニア(グリーンアンモニア)の事業開発で連携する。10月7日、共同検討に関する覚書を締結したと発表した。

 オリジンは、オーストラリア国内に持ち分出力(一部調達を含む)約750万kWの発電設備を持ち、うち再生可能エネルギーおよび蓄電設備は120万kWになる。このほかにも、オーストラリア東部沿岸地域のガス供給の約30%を担い、アジアへも輸出している。近年では、再エネ由来のグリーン水素やグリーンアンモニアなどのCO2フリー燃料の開発を積極的に進めている。

 覚書に基づき、オリジンが同国タスマニア州ベルベイ(Bell Bay)地点で計画する輸出向けグリーンアンモニア製造プロジェクトにおいて、グリーンアンモニアの製造およびJパワー向け輸出に関して共同で検討する。グリーンアンモニア事業の知見を得るとともに、将来的に必要となる燃料アンモニアを安定的かつ安価に調達するための検討により、アンモニア混焼の実用化に向けた取り組みを加速させる。

 Jパワーは、2月に「J-POWER"BLUE MISSION 2050"」を発表し、2050年カーボンニュートラルと水素社会の実現を目指している。今回の共同検討は、同ミッションで掲げた「CO2フリー水素発電」に向けた取り組みとなる。同社は、これまでオーストラリアでは褐炭をガス化して水素を製造する実証事業を推進している。

  • 記事ランキング