ニュース

太陽光関連倒産、3半期ぶりに増加、アンフィニが民事再生に

2021/10/12 14:07
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
太陽光関連事業者の倒産件数と負債総額の推移
太陽光関連事業者の倒産件数と負債総額の推移
(出所:帝国データバンク)
クリックすると拡大した画像が開きます

 帝国データバンクは10月8日、2021年度上半期(4~9月)の太陽光関連事業者の倒産件数は39件だったと発表した。前年同期(2020年4~9月)比は4.9%減、前期(2020年10月~2021年3月)比は2.6%増となり、年度半期ベースで3半期ぶりに増加した。

 負債総額は364億1100万円。前年同期比243.8%増、前期比4.3%減となり、高水準の倒産が続いている。負債総額別では「1億~5億円未満」が14件(構成比35.9%)と最も多く、負債総額5億円未満の企業が約8割を占めた。一方、アンフィニ(約87億円)、ホームランソーラーパーク(約35億8000万円)などの大型倒産も発生した。

 倒産様態別では「破産」が36件(構成比92.3%)、「特別清算」が1件(2.6%)、「民事再生法」がアンフィニなど2件(5.1%)。地域別では「関東」が15件(38.5%)と突出して多かった。

 業歴別では「10~15年未満」が10件(25.6%)、「5~10年未満」が8件(20.5%)となり、両者合わせて全体の半分近くを占めた。一方、業歴の長い「30年以上」も7件(17.9%)発生した。

 資本金別では「1000万~5000万円未満」が19件(48.7%)と最も多く、ついで「100万~1000万円未満」が13件(33.3%)で、合計で全体の8割強を占めた。従業員別では「10人未満」が32件(82.1%)に達した。

 集計を開始した2006年4月以降の累積倒産件数は601件。業種別再分類別では「設備工事業」が144件(24.0%)、「家具・じゅう器・家庭用機械器具小売業」が107件(17.8%)。倒産主因別では「販売不振」が432件(71.9%)に達した。

 同社によると、足元では太陽光関連の個別企業の信用情報が目立ってきており、現在の均衡が崩れると来年度以降、年間80件のペースを大きく超える可能性もあるとしている。

  • 記事ランキング