自然電力株式会社(福岡市)とアラムポート(東京都千代田区)は10月11日、インドネシアにおいて東ジャワの鉄鋼工場2カ所と西ジャワの製紙工場1カ所の合計3カ所において、合計4.5MWの屋根置き太陽光発電所の導入を受注したと発表した。
パイプおよび薄板加工製品を製造販売するSteel Pipe Industry of Indonesiaの鉄鋼工場2カ所と、段ボールをはじめとした再生紙由来の紙加工品を製造するEco Paper Indonesiaの製紙工場1カ所。発電した電気は各施設で自家消費する。
各企業は、初期投資を負担せず再生可能エネルギーを利用でき、電気代の平均コストを削減できる。3カ所合計の年間発電量は6225MWhを見込み、温室効果ガス(GHG)削減量は3816tに相当する。10月から着工し、運転は12月から順次開始する予定。
自然電力とアラムポートは、インドネシアの太陽光発電開発事業者ATWグループと共同で、現地法人ATW Alam Hijauを設立し、同社を通じて同国で太陽光発電開発事業を展開している。6月には、工場・店舗13カ所に合計4.2MWの屋根置き太陽光を受注したと発表した。