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エンバイオ、ヨルダンで太陽光発電所、低コストで地下水を汲み上げ

2021/10/14 11:09
工藤宗介=技術ライター
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エンバイオHDがヨルダン・マフラク地区Manasah(上・620kW)、同地区Zaatari(下・330kW)で運営する太陽光発電所
エンバイオHDがヨルダン・マフラク地区Manasah(上・620kW)、同地区Zaatari(下・330kW)で運営する太陽光発電所
(出所:エンバイオHD)
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 エンバイオ・ホールディングスは10月8日、同社の海外子会社であるEnbio Lel Taqa FZC LLC(U.A.E)が、ヨルダンのマフラク地区Zubeidatにおいて太陽光発電所の建設を開始したと発表した。完成は2022年2月の予定で、発電した電力を用いて同地区の水資源開発を行う。

 「Zubeidat Project」は、太陽光パネルの出力540kW、年間発電量は94万kWhの見込み。発電した電力は水資源開発事業者に売電し、地下水を汲み上げる井戸のポンプの電源などに使用される。なお、相対取引のため想定売電額は非公表。

 ヨルダンでは、国民1人あたりの年間水資源量が129m2と極めて少なく、水資源の開発と公平な利用が重要課題のひとつとなっている。また、同地区には世界最大のシリア難民キャンプ(ザータリ難民キャンプ)があり、水資源の需要増加に対応する必要がある。

 エンバイオにとって、ヨルダンで4カ所目の水資源開発向け太陽光発電所となる。河川や海などの水源が少ない同国では、水資源に地下水を利用する必要があり、高額な電気料金が掛かっていた。太陽光発電の電力を用いることで、これらのコストを低減できるという。

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