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「太陽光+蓄電池」でも経済性、Looopが住宅向け新サービス

2021/10/16 12:40
工藤宗介=技術ライター
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とくするソーラー 蓄電池付きプラン導入による光熱費削減イメージ
とくするソーラー 蓄電池付きプラン導入による光熱費削減イメージ
(出所:Looop)
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 Looop(東京都台東区)は、蓄電池を併設した住宅太陽光発電システムでも初期投資ゼロで、経済メリットを確保したサービスを実現したと発表した。蓄電池の価格相場は100万円~300万円と高額で、経済メリットが出せず利用者負担が増えてしまうことから、これまで普及が進んでいないのが現状という。

 10月14日、住宅向け屋根置き太陽光発電システムの新リースサービス「とくするソーラー 蓄電池付きプラン」の販売を全国で開始した。太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで自家消費率を最大化でき、住宅全体の光熱費を約10%以上削減できる。

 同社の太陽光発電システム「Looop Solar」と新型蓄電池「エネブロック」を顧客の初期費用なしに導入できるリースサービスで、契約期間中は売電価格の変動や再エネ助成金の有無に左右されず毎年経済メリットが出る料金設計とした。

 同時に、電気とガスの両方で給湯できるハイブリッド給湯器を設置することで、ガス代も削減できる。余剰電力は売電する。発電量が不足する際は、購入電力を基本料金0円の「Looopでんき」とすることで、太陽光発電設備などに適用される3円/kWhの割引を受けられる。

 同社の試算によると、太陽光パネル出力6kW、蓄電池の容量7.2kWh、固定価格買取制度(FIT)による売電単価17円/kWh、卒FIT後の売電単価8円/kWhのモデルケースの場合、光熱費とリース料金の合計負担額は月額1万8800円となり、導入前の月額2万1000円と比較して2200円の削減になるという(関東エリア、月平均電気使用量400kWh、ガス使用量56m3で計算)。

 リース契約は15年間で、満了後は顧客に無償譲渡する。ハイブリッド給湯器は、住宅設備として住宅メーカーから購入する。主に新築住宅を対象とするが、リフォームによる給湯器の入れ替えタイミングに合わせて既築住宅への設置にも対応する。初年度(2022年度)に年間5000件の導入を目指す。

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