エコスタイル(大阪市)は10月5日、高知県農業協同組合(JA高知県)の太陽光発電所から遠隔地にある2支所へ発電電力を供給する自己託送サポートサービスの運用を開始したと発表した。
高知県安芸市にあるオフサイト太陽光発電所から、一般送配電事業者である四国電力送配電の送配電網を介して、JA高知県あき東支所・あき北支所に自己託送する。自己託送で不足する分の電力は、従来契約中の小売電気事業者から負荷追随供給される。
エコスタイルは、太陽光発電所の設置用地取得、EPC(設計・調達・施工)、O&M(運営・保守)サービスを手掛ける。また、太陽光発電量予測、発電販売計画・需要調達計画の作成代行、電気小売事業者への通告代行、発電インバランスの精算負担など、自己託送の運用に関する業務全般をトータルでサポートする。
固定価格買取制度(FIT)に依存しない非FIT太陽光発電所から一般送配電事業者の送配電網を経由して送電する場合、発電計画と発電実績を30分単位で一致させる「計画値同時同量の達成」が求められ、高度な予測ノウハウが必要となる。エコスタイルでは、太陽光発電量予測などの自己託送の運用に関する一連の業務を代行するサービスを提供している。