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太陽光とワイヤレス給電による充電スポット、さいたま新都心駅で実証

2021/10/28 21:50
工藤宗介=技術ライター
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屋外充電スポット
屋外充電スポット
(出所:ベルニクス)
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 電源装置などの設計・製造を手掛けるベルニクス(さいたま市)は10月25日、太陽光発電とワイヤレス給電技術を活用した屋外充電スポットを発表した。同社の関連会社ベルデザイン(同市)、ソーラー照明灯などを製造・販売する風憩セコロ(埼玉県行田市)と共同で開発した。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と埼玉県の協力を受けて、JRさいたま新都心駅の周辺に屋外充電スポットを3台設置し、11月1日から実用化に向けて実証する。3台の設置場所は、同駅西口けやきひろば1台、東口コクーンシティへ続く遊歩道に2台となる。

 屋外充電スポットは、出力90Wの太陽光パネル、容量35Ahの蓄電池、ベルデザインが展開する「POWER SPOT」ワイヤレス充電スポットを3カ所備える。太陽光パネルで発電した電力を蓄電池に貯め、スマートフォンなどの対応機器に充電・給電できる。ワイヤレス給電技術を用いることで完全防水構造を実現し、屋外でも安全に利用できるという。

 POWER SPOTは、ベルニクスの電磁誘導方式技術を用いたワイヤレス受電プラットフォーム。50Wの大出力が可能で、Qi対応スマートフォンの充電のほか、飲み物を保温できるスマートタンブラーやテーブル照明なども利用できる。また、対応機器を左右に回転させることで、電源のオンオフなどを直感的に操作できる。パートナーメーカーから対応製品が順次拡充される予定。

 円卓6人掛け(ソーシャルディスタンス時は3人)で、ベンチの素材には廃木材や廃プラスチックを90%使用した再生木材を採用した。アンカー工事不要で最大風速60mまで対応する強風対応設計とした。実証実験の期間は2022年2月28日まで、終了後も充電スポットの設置は継続する予定。

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