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米アップル、再エネ100%に取り組むサプライヤーが175社に拡大

2021/11/02 09:18
工藤宗介=技術ライター
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スカンジナビア最大の太陽光発電設備の1つはアップルのヴィボーデータセンターに電力を供給している
スカンジナビア最大の太陽光発電設備の1つはアップルのヴィボーデータセンターに電力を供給している
この発電所は公的助成金を利用せずに立ち上げられたデンマーク初の太陽光発電プロジェクトになる(出所:アップル)
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 米アップル(Apple)は10月27日、再生可能エネルギー100%の使用に取り組む同社製造パートナー企業の数が昨年1年間で2倍以上となり、合計175社に達したと発表した。

 アップルおよびサプライヤー企業は、世界全体で出力9GW以上のクリーン電力を生み出し、年間1800万tのCO2排出量を削減する。これは、毎年400万台の自動車を削減することに相当するという。

 アップルは、過去5年間でCO2排出量を合計40%削減してきた。2020年7月には、全事業、製造サプライチェーン、製品ライフサイクルのすべてにおいて、2030年までにカーボンニュートラル達成を目指すという計画を発表。再エネに移行するサプライヤーの拡大のほか、製品に使用するリサイクル素材の拡大、環境正義(environmental justice)を重視した新しいプロジェクトを立ち上げた。

 米国では、アップルのサプライヤー・クリーンエネルギー・プログラムに参加したSolvayなど19社のサプライヤーが、再エネ使用をアップル向けの業務全体に広げており、アップル向け以外の業務に拡大することも多くなっている。

 欧州では19社が同プログラムに参加。その中のSTMicroelectronicsは、同プログラムに参加してから、より幅広い事業に再エネ導入するために、さらに9件のプロジェクトを開始した。また、中国では50社、インド・日本・韓国では31社が同プログラムに参加している。

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