建設用クレーンメーカー大手のタダノは10月26日、高松市香西北町に位置する香西工場において、同社初となるオンサイト型PPA(電力購入契約)による自家消費型太陽光発電設備を導入したと発表した。
同工場は「Next Generation Smart Plant ~ 人と機械が調和し、次世代につながるスマート工場」をコンセプトに、2019年に竣工した。今回、MF棟(メイン棟)の屋根約2万m2に出力1182.6kWの太陽光パネルを設置した。
発電した電力は全量自家消費し、初年度の自家消費量は126.4万kWhを見込んでいる。これにより、同工場で使用する電力のCO2排出量を約18%削減できるとしている。PPA事業者はオリックスで、契約期間は20年間。
タダノは、4月に発表した中期経営計画において、グループ長期環境目標として「2030年までに事業活動におけるCO2排出量の2019年度比25%削減、製品におけるCO2排出量同比35%削減」を掲げる。また、2050年をめどにカーボンネットゼロを目指している。