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中国河北省の「漁業用ソーラーシェア」、トリナがパネル供給

2021/11/06 22:14
工藤宗介=技術ライター
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河北省滄州市の漁村南大港
河北省滄州市の漁村南大港
(出所:トリナ・ソーラー)
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中国青海省大柴旦のメガソーラー
中国青海省大柴旦のメガソーラー
(出所:トリナ・ソーラー)
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 太陽光パネル大手の中国トリナ・ソーラーは10月29日、中国北部の河北省滄州市の漁村南大港(ナンダガン)の漁業用ソーラーシェアリング・プロジェクトに向けて太陽光パネルの出荷を開始したと発表した。

 同プロジェクトは、塩害やアルカリの影響を受けやすい干潟地域の河北省滄州市工業団地に合計出力70MWの太陽光発電所を設置するもの。水上面に太陽光パネルを設置し、水中で魚やエビを養殖する。太陽光や雨などが漁業に十分活用され、地域経済や生態系の発展に寄与することが期待される。

 同発電所では、210mm角のセル(発電素子)を搭載した「Vertex(バーテックス) 670W」パネル(最大出力665W/枚)と固定チルト架台が導入される予定。同パネルは、砂漠、高地、強風、砂、極端な温度差といった過酷な環境条件に耐えられるよう設計されており、高い発電量と信頼性を両立していることから選択されたという。

 Vertex 670Wパネルは、青海省大柴旦にある出力112MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)にも採用され、9月17日に系統連系した。平均標高3400m以上の大きな温度差がある砂漠に位置することから、信頼性の高い太陽光パネルを比較検討し選ばれたという。年間発電量は約22万MWh、CO2排出削減量は約20万tの見込み。

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