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エクシオ、100億円のグリーンボンド、バイオマス・太陽光に活用

2021/11/11 18:33
工藤宗介=技術ライター
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栃木県足利市の木質バイオマス発電所の完成予想図
栃木県足利市の木質バイオマス発電所の完成予想図
(出所:エクシオグループ)
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福島県古殿町の木質バイオマスがス化発電実証設備の完成予想図
福島県古殿町の木質バイオマスがス化発電実証設備の完成予想図
(出所:エクシオグループ)
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 エクシオグループは11月10日、国内市場においてグリーンボンド(第1回無担保普通社債)を発行すると発表した。調達した資金は、木質バイオマス発電所の建設、木質バイオマスガス化発電の技術開発および発電所の建設、太陽光発電所の建設に全額充当する。

 発行額は100億円、発行年限は5年、発行時期は12月の予定。主幹事証券会社は、みずほ証券、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、大和証券、野村證券。ストラクチャリング・エージェントは、みずほ証券が担当する。

 木質バイオマス発電所は、エクシオグループとあしかがエコパワーが共同で、栃木県足利市で建設を進めており、2024年3月に営業運転を開始する予定。出力は7MW。年間発電量は一般家庭1万5000世帯分に相当する約5544万kWhを見込み、CO2削減効果は2万4000tとなる。

 三菱重工パワーインダストリー製の木質バイオマス発電設備を採用。燃料には、近隣地域の未利用材、一般国材、剪定枝を原料とする木質チップを年間約8万5000t使用する。

 木質バイオマスガス化発電は、福島県古殿町の旧論田小学校(2011年廃校)の敷地に設備を建設し、2022年2月から実証試験運転を開始する予定。出力は、電気が約1980kW、熱が約3600kW。年間発電量は一般家庭3800世帯分に相当する約1425万kWhを見込み、CO2削減効果は6500tとなる。

 独ReGaWatt製の発電効率約30%、総合エネルギー効率約85%のガス化発電設備を導入し、オーストリアPOLYTECHNIKと共同して2基建設する。燃料には、近隣地域の木材を使った木質チップを年間約2万t使用する。実証実験で所定の性能を確認できたら発電所の建設に移行し、2024年3月に商業運転を開始する予定。

 このほかにも、千葉県茂原市で他社所有のメガソーラー(大規模太陽光発電所)の施工を担当する。2023年10月に完成予定。

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