シンガポールの独立系再生可能エネルギー発電事業者であるヴィーナ・エナジーは11月9日、長野県川上村に太陽光パネルの出力37MW、連系出力27MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「川上太陽光発電所」を建設し、商業運転を開始したと発表した。
丘陵地帯に位置する敷地面積49.87haに両面発電パネルを8万90000枚設置した。年間1万世帯以上の電力消費量に相当する発電量を生み出し、年間最大2万8673tの温室効果ガスの削減効果になる。発電した電力は、中部電力に売電する。
同社にとって長野県で初めての再生可能エネルギー発電所となり、建設を通じてピーク時300人の雇用を創出した。太陽光発電事業は同社グループの日本再生可能エネルギー、建設工事などの施工管理はヴィーナ・エナジー・エンジニアリング、運営管理はNREオペレーションズが担当する。
同発電所の稼働により、ヴィーナ・エナジーが国内で運営する再生可能エネルギー発電所の総発電量は500MWに達した。内訳は、太陽光発電所が25カ所502MW、風力発電所が1カ所7.5MWになる。