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JRE、太陽光に蓄電池併設、FIT後を見据え事業性検証

2021/11/19 23:43
工藤宗介=技術ライター
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米テスラの大型蓄電システム「Megapack」のイメージ
米テスラの大型蓄電システム「Megapack」のイメージ
(出所:ジャパン・リニューアブル・エナジー)
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JRE稲敷蒲ヶ山太陽光発電所を含む主な実証内容
JRE稲敷蒲ヶ山太陽光発電所を含む主な実証内容
(出所:ジャパン・リニューアブル・エナジー)
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 ジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE、東京都港区)は11月15日、茨城県稲敷市に同社初の蓄電池併設型太陽光発電所「JRE稲敷蒲ヶ山太陽光発電所」を着工したと発表した。固定価格買取制度(FIT)後を見据えた電力市場取引における収益確保に向けて、電力供給時間帯のシフト、電力需給のインバランス回避、予測技術の高度化などを実証する。

 米テスラ(Tesla)の大型蓄電システム「Megapack」を導入する。また、東芝ネクストクラフトベルケ(川崎市)が提供する、複数の電源を束ねて発電量や市場価格を予測しながら最適制御する「再エネアグリゲーションシステム」を活用し、インバランスを回避し収益を確保する最適な電力取引を行うことを目指す。

 太陽光パネルの出力は665kW、連系出力は437.5kW。蓄電池の容量は1812kWh。年間発電量は約87万kWhの見込み。太陽光パネルは中国トリナ・ソーラー製、パワーコンディショナー(PCS)は中国ファーウェイ製を採用する。EPC(設計・調達・施工)サービスは富士アイティ(東京都日野市)が担当する。2022年1月に運転を開始する予定。

 発電した電力は、JREの100%子会社であるJREトレーディングの協力のもと再エネアグリゲーションシステムを運用し、卸電力市場や小売電気事業者などと取引する。JREとJREトレーディングは、経済産業省の「令和3年度 蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業費補助金(再生可能エネルギー発電等のアグリゲーション技術実証事業のうち再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業)」の再エネアグリゲーター、実証協力者に採択されている。

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