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堀場とナブテスコ、欧州航空会社の再エネ利用を支援

2021/11/19 23:58
工藤宗介=技術ライター
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ナブテスコと協賛契約を締結した
ナブテスコと協賛契約を締結した
(出所:ナブテスコ)
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 ナブテスコと堀場製作所は、エールフランスKLMのSAF(持続可能な航空燃料)の普及に向けた「コーポレートSAFプログラム」に賛同し協賛契約を締結した。11月9日、調印式を開催した。

 同プログラムは、使用済み食用油やワラ、木材の残材などの再生可能な原料から作られるSAFの利用促進を目的としたもの。SAFは、原料収集から燃焼までのライフサイクル全体で、従来の燃料と比べてCO2排出量を約80%削減できるという。

 パートナー企業がビジネス出張での航空利用に伴うCO2排出量から算出されるSAF換算値の一定額を寄付し、SAF購入費用に充当する仕組み。パートナー企業の貢献結果は、外部の認定機関の認証を受けた年次レポートで報告し、その数値を環境価値として利用できる。

 旅行会社の旅工房が、10月にアジア初となる同プログラムの協力提携に合意し、2021年内に推定36.3tのCO2排出量削減を目指すと発表している。旅行会社以外では、ナブテスコと堀場製作所が国内初の同プログラム参加企業になるという。

 ナブテスコは、CO2排出量削減目標として2030年度に2015年度比63%削減、2050年度に100%削減を設定し、SBT認定を受けている。また、堀場製作所は、国内グループ4社において2030年までに2019年度比20%減を目指している。

 KLMオランダ航空は、2020年2月に世界で初めて持続可能な合成ケロシンを定期運航旅客便に搭載して運航した。また、エールフランス航空は、2021年5月にフランス国内産SAFを利用した最初の長距離飛行をパリ・シャルル・ド・ゴール空港~モントリオール間で実施した。SAFの導入目標は、2022年に1%、2025年に2%、2030年に5%。

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