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大成建設と室蘭市、浮体式洋上風力の開発などで連携

2021/11/22 18:59
工藤宗介=技術ライター
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調印式の様子
調印式の様子
右が室蘭市の青山剛市長、左が大成建設の田中茂義副社長(出所:大成建設)
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 大成建設と北海道室蘭市は11月17日、「2050年カーボンニュートラル」実現に向けて、室蘭港における浮体式洋上風力発電に関する技術開発をはじめとした洋上風力関連産業の展開について、双方が包括的に連携して地域発展に取り組むと発表した。

 連携事項は、(1)室蘭港における浮体式洋上風力発電関係の技術開発に関する事項、(2)室蘭市内における洋上風力発電関連産業の展開(地域サプライチェーン構築)に関する事項、(3)室蘭市内における再生可能エネルギー・水素活用等のカーボンニュートラルの実現に関する事項――の3項目。

 室蘭港は、洋上風力発電事業の適地として特に風況が良い北海道・東北地域沿岸部に近く、洋上風力関連事業の展開で大きなポテンシャルを持つ。天然の入り江のため静穏で、北海道内としては温暖で降雪量も少なく、原材料・資機材・発電設備の輸送を含む作業への影響が少ない。また、浮体式洋上風力発電の技術開発に必要な一定規模の土地の確保も可能なことから、今回の取り組みに至ったと説明している。

 大成建設は、環境省の「地域連携・低炭素水素技術実証事業」の事業代表者として、2019年1月に室蘭市内で低圧水素配送システム実証事業施設を開所し、現在も実証を進めている。今後も、室蘭市と連携して水素の利用普及にも取り組んでいく。

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