日本ベネックス(長崎県諫早市)は、愛知県春日井市にある物流施設の屋根を賃借してメガソーラー(大規模太陽光発電所)「ベネックス春日井ソーラーポート」を建設し、11月20日に運転を開始した。同社初の中部地方での太陽光発電所となる。
大和ハウス工業が運営する「DPL春日井」(2019年竣工、5階建て延床面積5万9720.10m2)の屋根上に太陽光パネルを5252枚設置した。パネルの合計出力は2415.9kW、連系出力は1999.9kW。年間発電量は、一般家庭約900世帯分に相当する約275万7000kWhの見込み。
太陽光パネルは韓国ハンファQセルズ製、パワーコンディショナー(PCS)は独SMAソーラーテクノロジー製を採用した。発電した電力は、固定価格買取制度(FIT)に基づき中部電力パワーグリッドに売電する。買取価格は11.5円/kWh。売電期間は20年間。
同発電所の稼働により、日本ベネックスが保有する自社発電所は26件・約25.0MWになった。そのうち、屋根借り太陽光発電所は10件・約16.3MWになる。