ニュース

御殿場市の営農型メガソーラー、ヒサカキを初出荷

2021/11/25 19:46
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
御殿場市駒門第1・第2太陽光発電所
御殿場市駒門第1・第2太陽光発電所
(出所:BCPGジャパン)
クリックすると拡大した画像が開きます
ヒサカキ収穫の様子
ヒサカキ収穫の様子
(出所:BCPGジャパン)
クリックすると拡大した画像が開きます

 タイ系の太陽光発電開発・運営事業者であるビーシーピージージャパン(BCPGジャパン、東京都港区)は、静岡県御殿場市で運営するソーラーシェアリング(営農型太陽光発電所)「御殿場市駒門第1・第2太陽光発電所」において約3000本のヒサカキを初めて収穫し、11月15日に出荷した。

 63人の個人所有の農地6万7585m2に建設された同社初のソーラーシェアリングで、2018年4月に商業運転を開始した。地上2m以上の高さに設置された太陽光パネルの下に、神事・仏事で使用されるヒサカキ約1万3000本を栽培している。今回出荷したヒサカキは、営農パートナーである久花園本店(静岡市)により製品化され、市場に供給される予定。

 1万株を超える単一のヒサカキ畑は国内最大級という。国内で消費されるヒサカキの90%以上は海外からの輸入品で、現地生産者の高齢化などにより今後の輸入量減少が予想される。一方、国産ヒサカキの需要は年々拡大し、供給が追い付かない状況が続いている。BCPGジャパンは、ソーラーシェアリングから国産ヒサカキを安定供給できる体制を継続的に構築する計画。

 同発電所の太陽光パネル出力は4.404MW、連系出力は3929.4kW、年間発電量は約2259kWhを見込む。太陽光パネルは中国トリナ・ソーラー製、パワーコンディショナー(PCS)は中国ファーウェイ製を採用した。設計・施工は日本エナジーバンク(札幌市)が担当した。発電した電力は、固定価格買取制度(FIT)に基づき東京電力パワーグリッドに売電する。買取価格は32円/kWh。

  • 記事ランキング