自然電力(福岡市)とタイの再生可能エネルギー事業者であるConstant Energyは、アイシン精機と豊田通商の現地法人Toyota Tsusho(Thailand)との合弁会社Aisin Thai Automotive Casting(ATAC)の太陽光発電設備を拡張する工事を行う。第三者所有によるオンサイト型PPA(電力購入契約)モデルになる。12月1日に発表した
両社は、2020年11月にATACとの間で太陽光発電を用いたPPA(電力購入契約)を締結した。同国プラチンブリ県のカビンブリ工業団地に位置するATAC工場の屋根上に出力1MWの太陽光発電設備を設置し、4月末から電力を供給している。
今回の太陽光発電設備の拡張計画では、11月11日付でコーポレートPPAを締結した。拡張工事完了後の合計出力は3.7MWで、所有比率はConstant Energyが60%、自然電力が40%になる。完成は2022年9月の予定。
なお、前回および今回の拡張計画ともに、タイのローカル銀行であるTMBThanachart Bankと締結したタイのC&I(Commercial & Industrial)事業として最大規模の15億バーツ(約5000万米ドル)のプロジェクトファイナンスによって資金を調達する。