国産ドローンによる太陽光点検サービス、5MWで30万円台

2021/12/08 19:41
工藤宗介=技術ライター
大規模なクラスタ断線
大規模なクラスタ断線
(出所:NTT e-Drone Technology)
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セル異常(左)とモジュール破損(右)
セル異常(左)とモジュール破損(右)
(出所:NTT e-Drone Technology)
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 NTT e-Drone Technology(埼玉県朝霞市)は、国産ドローン(無人小型飛行体)を必要なときに安心・手軽に利用できる「おまかせeドローン」の新メニューとして、12月1日から「太陽光パネル点検サービス」の提供を開始した。

 同社は、NTT東日本とオプティム、WorldLink & Company(京都市)の3社による合弁会社。「おまかせeドローン」は、国産ドローンを必要に応じて利用できるDaaS(Drone as a Service)型のサービス。自社で機体を購入し維持管理するコストや手間に比べると、安価かつ手軽にドローンを利用できるという。

 国産ドローンに赤外線および可視光カメラを搭載し空撮することで、目視では見つけられない異常箇所を効率的に発見できる。2017年4月に改正された固定価格買取制度(改正FIT法)のガイドラインに準拠した報告書の提供も可能。

 対象エリアは離島を除く全国。赤外線カメラでホットスポットの検出困難な化合物系パネルではないこと、近隣する構造物や急な傾斜の有無などドローンの飛行・撮影に影響がない環境であることを条件としている。

 提供範囲・点検対象の電力量に応じてプランを用意する。参考価格は、機体レンタル+パイロット派遣+データ解析(レポート提出)を提供範囲として、5MWで30万円台を予定している(交通費が別途実費相当かかる)。早期に数百MWの案件獲得を目指す。

 顧客のニーズに合わせて「農薬散布」「写真&レーザー測量」「抗菌剤散布」「広域測量・空撮」「ケーブルけん引」「インフラ点検」「農地作付け確認」などのメニューを用意する。なお、分野・目的に応じて一部欧米製ドローンを用いる場合がある。

 改正FIT法の施行によって、発電量に関わらず太陽光発電所のメンテナンスが義務化されたことから、ドローンを用いた太陽光パネル点検の利用が進んでいる。また、太陽光発電事業者やO&M(運営・保守)サービス事業者によっては国産ドローンによる点検を希望するケースが増加していることから、今回ラインアップに追加した。