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JFEエンジ、田原市の木質バイオマス発電のEPC受注

2021/12/10 22:33
工藤宗介=技術ライター
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木質バイオマス発電所の完成予想図
木質バイオマス発電所の完成予想図
(出所:JFEエンジニアリング)
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 JFEエンジニアリングは12月7日、田原バイオマスパワー合同会社(横浜市)が愛知県田原市で計画する出力112MWの木質バイオマス専焼発電所のEPC(設計・調達・施工)サービスを受注したと発表した。2022年6月に着工する予定で、2025年8月末の完工を目指す。

 同発電所の年間発電量は、一般家庭約25万世帯分に相当する約7.7億kWhの見込み。燃料は、ベトナム産および米国産の輸入木質ペレットを用いる。発電した電力は、固定価格買取制度(FIT)に基づき中部電力パワーグリッドに売電する。買取価格は24円/kWh。

 ボイラーは、フィンランド・バルメット製を採用する。JFEエンジニアリングにとって、出力112MWの循環流動層(CFB)ボイラー発電設備は2件目の受注となり、化石燃料を使用しない木質バイオマス専焼発電所では国内最大級となる。また、FIT適用の大型バイオマス発電所のEPC受注は10件目となる。

 事業主体の田原バイオマスパワー合同会社は、JFEエンジニアリングが40%、中部電力が40%、東邦ガスが10%、東京センチュリーが10%を出資する。また、みずほ銀行と日本政策投資銀行をアレンジャーとするプロジェクトファイナンスによる融資を受けた。

 田原市の臨海部では、大規模な木質バイオマス発電所の開発が相次いでいる。丸紅クリーンパワーが37.5%、JAG国際エナジーが37.5%、大阪ガスが25%を出資する愛知田原バイオマス発電合同会社は、出力75MWの木質バイオマス発電所を2024年に稼働する予定。EPCサービスは日揮が受注し、住友重機械工業のCFBボイラーを採用する。

 また、九電みらいエナジーが40%、伊藤忠商事の100%子会社である青山ソーラーが40%、東急不動産が20%を出資する田原グリーンバイオマス合同会社は、出力50MWの木質バイオマス発電所を2022年11月に着工、2025年4月に稼働する予定。EPCサービスは東洋エンジニアリングが受注した。

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