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自然電力、台湾企業と洋上風力で合弁、九州で開発へ

2021/12/10 22:56
工藤宗介=技術ライター
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契約締結式の様子
契約締結式の様子
スワンコール・リニューアブル・エナジーEPCIディレクターのクルト・デルペッシュ氏と自然電力代表取締役の長谷川雅也氏(出所:自然電力)
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 自然電力(福岡市)は12月8日、台湾スワンコール・リニューアブル・エナジー(Swancor Renewable Energy)と合弁会社を設立し、九州域内で幅広く洋上風力発電所を共同開発することで合意したと発表した。

 スワンコールは、台湾の再生可能エネルギー電力事業者で、特に洋上風力分野で強みを持つ。2012年に台湾で最初の洋上風力プロジェクトの開発を開始し、建設・操業・保守を含めて累計約5000MW(5GW)の案件開発に携わっている。

 2019年に出力120MWのFormosa 1洋上風力プロジェクトを稼働し、出力376MWのFormosa 2を建設中。Formosa 1は、現在台湾で操業する唯一の洋上風力発電所になる。台湾と日本の海域は、水深が深く地質的に難易度が高い、台風の影響なども考慮する必要がある、といった点で類似性が高い。

 自然電力は、日本で約1GWの自然エネルギー発電所を開発した実績を持つ。洋上風力分野では、2016年のゾーニング事業参画を皮切りに、千葉県沖の洋上風力発電開発に参画すえるなど、早期から国内導入に向けて取り組んできた。

 自然電力は現在、本社を置く九州エリアで複数の洋上風力発電プロジェクトを検討している。日本の海域と類似した台湾での経験を持つスワンコールと提携することで洋上風力開発をさらに推進し、将来的には提携案件を含めて2GWの開発を目指す。

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