都内ビルに「オフサイトPPA」で給電、低圧太陽光12カ所から

2021/12/13 22:54
工藤宗介=技術ライター
オフサイトPPAの事業スキーム
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秋葉原アイマークビル
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飯田橋アイマークビル
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新橋アイマークビル
新橋アイマークビル
(出所:清水建設)
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 クリーンエナジーコネクト(東京都品川区)と清水建設は12月2日、オフサイト型コーポレートPPA(電力購入契約)を締結したと発表した。クリーンエナジーコネクトが、低圧連系する複数の太陽光発電所を新設し、清水建設の保有する賃貸用オフィスビル3棟に電力を供給する。

 クリーンエナジーコネクトは、群馬県、茨城県、栃木県、埼玉県内の12カ所に合計出力約1MWの固定価格買取制度(FIT)を利用しない非FIT太陽光発電所を開発・所有し、清水建設の100%子会社で小売電力事業を手掛けるスマートエコエナジー(東京都中央区)と連携・協業して電力を供給する。契約期間は20年間。2022年4月に提供を開始する予定。

 電力供給先は、都内にある「秋葉原アイマークビル」「飯田橋アイマークビル」「新橋アイマークビル」の3棟。年間の電力供給量は約113万5000kWhで、ビル全体で使用する電力量の2~3割を賄える見込み。残りの使用電力は、スマートエコエナジーが調達した再生可能エネルギー電力や環境価値の供給を受ける予定。

 今回の取り組みは、環境省の「令和3年度・オフサイトコーポレートPPAによる太陽光発電供給モデル創出事業」採択案件となる。クリーンエナジーコネクトは、2025年度までに国内約5000カ所・累積500MWの非FIT太陽光発電所の開発を目指している。

 清水建設は、グループ環境ビジョン「SHIMZ Beyond Zero 2050」の一環として、2030年までに保有する不動産物物件の再エネ導入率を100%とする目標を掲げている。オフサイトPPAの活用は初めてとなる。今後、自社物件の屋上などを活用したオンサイトPPAにも取り組み、再エネ電力の導入拡大および長期安定的な確保につなげていく。